- 土地活用コラム
空き地や所有している土地の有効活用・収益化を考えるにあたって
切っても切り離せないものは国=政府の方針かと思います。
そこで今回のコラムでは政府が発表した『令和元年版「土地白書」』を紐解き、
令和時代の土地活用のポイントをご紹介させていただきます。
そもそも土地白書とは・・・?
政府が土地の現状についてどのように把握し、
今後どのように策を講じていくかという方向性について記載されたものです。
政府と同じ方向性を向いて土地活用をすることで
補助金等の政府からサポートも受けることができますので
土地を所有している方・将来土地を相続するかもしれない方にとっては
必見のものとなっております。
気になる令和時代の土地活用のテーマとは??
では、具体的に政府はどのような土地活用を推進していくかと言いますと
ズバリ“人生100年時代の土地活用”です。
令和はこのテーマに沿った土地活用を提案する時代になります。
土地活用テーマの例
“人生100年時代の土地活用”を具体例を用いてご紹介させていただきます。
(1)高齢者向けのレンタルオフィス
起業を志すシニアを総合的に支援するサービスを提供するための高齢者向けのレンタルオフィスです。
定年退職後にも働き続けることを希望するシニアが増加していく中で今後需要が高まります。
(2)高齢者向けのフィットネス施設
高齢者の健康志向ニーズの増加により利用者数が増えております。
実際に平成20年から平成30年の10年間で1.4倍に施設数が増加しております。
平成20年:約1,000箇所 → 平成30年:約1,400箇所
(3)多機能な有料老人ホーム
ひとつ例として挙げられるのは
高齢者に住まい+「農を楽しむ」場を提供する有料老人ホーム×隣接農地です。
有料老人ホームに隣接する生産緑地を農園として開放し他施設との差別化を図ります。
時代に合った土地活用
土地活用の基本はニーズに沿った活用をすることです。これを誤ると、入居者・利用者が集まらず損をしてしまいます。
「昭和」
人口急増に対応するためニーズが増加したアパート・マンション活用等。
「平成」
高齢者急増に対応するためニーズが増加した高齢者施設活用等。
「令和」
人生100年時代に沿った健康志向の施設活用等。
いずれにせよ、政府・時代の大枠の流れをつかんで活用提案をしていく必要があります。
今回は時代と共に求められるものが変化していく高齢者向け施設のご紹介致しましたが
障がい者福祉施設等、他にも政府が求めている土地活用があります。
それぞれの土地にあった土地活用を
ご提案させていただきますので是非お気軽にご相談くださいませ。